栗原勇大の眼科Q&A

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黄斑前膜と黄斑円孔 投稿者:イワタ 投稿日:2017/08/28(Mon) 10:38 No.3493

前回、目のかすみでご相談させて頂いたものです。その節はありがとうございました。 その後も左右両眼のかすみ(ぼやけ)が進み視野が狭くなっていますが、毎回、各種検査では異常らしきものが無いと言われています。

さて、今回ご相談させて頂きたいのは黄斑前膜・黄斑円孔についてです。
お忙しいところ恐縮ですが、宜しくお願いします。64歳 男
前回も書きましたが、昨年左右両眼とも網膜硝子体手術をしました。 

症状なんですが、左目の中心周辺が少し暗いことと、中心付近の歪みと一部見えない箇所があることに気が付きました。 先週末、近くの病院で診てもらった結果ですが、OCTの画像説明では黄斑が膜に引っ張られて孔になっているということでした。 
今年6月の定期健診のOCT画像では異常は無かったようです。 両眼で見ると余り分からないので、いつなったのか良く分かりません。
明らかに引っ張られて孔が開いているのに1週間様子を見ると言われ、その理由を聞きましたが答えて貰えませんでした。

強度近視のせいか、網膜剥離の時も硝子体牽引で剥離があっと言う間に拡大したので、今回も画像では黄斑が膜に引っ張られて孔になっていたし、歪みも強いので早く手術しないと改善しにくいのではと非常に不安です。 1週間様子を見て、それから手術の日程を調整ということになると随分先になりますが、大丈夫でしょうか?
先生のご意見をお聞かせ下さい。 場合によっては他の病院を探そうと思っています。
宜しくお願いします。


Re: 黄斑前膜と黄斑円孔 - イワタ 2017/08/28(Mon) 21:14 No.3494

もう一つ質問があります。
強度近視で網膜が薄い部分がある上、黄斑前膜と黄斑円孔がある状態での手術と網膜剥離に対する硝子体手術を比較すると、一般的にどちらの手術が難しいのでしょうか? 


Re: 黄斑前膜と黄斑円孔 - 栗原勇大 2017/08/30(Wed) 11:22 No.3502

硝子体術後や、外傷後の黄斑円孔で、どうしてなのかは明確ではありませんが、自然に治ってしまう症例がいるのです。
僕も手術を申し込んでおいて、術前検査を2週後とかに予定していたら、再検査で円孔が閉鎖され手術を中止した経験も数例あります。
網黄斑円孔の手術は緊急性や後遺症の面でも、手術が数週遅れることに網膜剥離ほどの悪い影響がありません。
手術はどの病院でも当時緊急入院で手術ということはなく、数週後に予定されることが標準的です。

どちらが難しいというのは、なんとも比較しにくいのですが、
硝子体手術で最も嫌な合併症は、術後網膜剥離です。(感染などの方が重大ですが、医師の手技的な問題として)
すでに網膜剥離の手術を受けた目の硝子体手術で、網膜剥離が再発することはかなり稀です。
黄斑の処置は僕は得意な方で、先日も34mmの方の手術がありましたが、長眼軸(奥行きが30mm)以上になると、技術的には得意な人・苦手な人が出てくるとは思います。


Re: 黄斑前膜と黄斑円孔 - イワタ 2017/08/30(Wed) 23:39 No.3504

お忙しい中、早速の回答、本当にありがとうございます。
強度近視の患者さんの黄斑手術をされているとのこと、もう少し近ければ、是非、先生に診て頂きたいと思いますが、残念です。

以前に網膜剥離したときは、砂嵐のような飛蚊症で受診し、老化が原因と思われるので1週間後に再診と言われた2日後に急激に剥離してしまったので、今回も孔が急激に広がるのではないと心配していましたが、先生の経験を聞いて少し安心しました。  近視で網膜が薄いところが多くあるようなので、出来れば自然に塞がって手術しなくても済めば嬉しいのですが、、
異常に気が付いてから約1週間になりますが、アムスラーチャートで見ると歪みの範囲が少し広がっていますので、再診時に状態を見て頂き相談しようと思います。

ところで、webで検索しても硝子体手術後に黄斑円孔になった事例は殆ど見受けられません。 黄斑円孔の原因は硝子体による牽引となっています。 既に硝子体は除去したのに、なぜ黄斑円孔になったのか、考えられる原因は何でしょうか?


Re: 黄斑前膜と黄斑円孔 - 栗原勇大 2017/08/31(Thu) 16:44 No.3506

@硝子体の垂直方向(黄斑から水晶体方向)への収縮によって、典型的な黄斑円孔を生じますが、
A黄斑前膜や、後部硝子体膜などの引きつれによっても、水平方向(接線方向)に力が働き、円孔を生じます。
強度近視で後部ぶどう腫という病態が重なると、文章での表現が難しいのですが、より穴が開きやすくなります。

@は紙にシールを張って、無理に上方に引っ張ってはがしたときに、紙に穴があいてシールに紙の一部(蓋)が付いてくるイメージ。
Aは、紙の両端を、両手で引っ張りあって紙が断裂するイメージ
になります。


Re: 黄斑前膜と黄斑円孔 - イワタ 2017/08/31(Thu) 22:23 No.3508

いつも早い回答ありがとうございます。
私の場合は網膜硝子体手術で硝子体を除去しているのに、黄斑前膜が形成され、それに引っ張られて黄斑円孔になったようですね。 6月中旬のOCT画像では何とも無かったのに、、、短期間に進むこともあるのでしょうか? 
更に引っ張られて円孔が大きくならい内に治療をお願いしようと思います。


Re: 黄斑前膜と黄斑円孔 - イワタ 2017/09/02(Sat) 16:40 No.3509

お忙しところ、度々の質問ですみません。
前回受診時、手術を進められ検査の為、受診したところ、突然ガス注入で治療すると言われ、自分は硝子体除去ずみだし、近視で網膜も薄いので、手術に比べればリスクが少ないからだろうかと思っている内に、日程の話しになってしまい、ガス注入にすることになってしまいました。
帰宅後、良く考えてみると、リスクも大事ですが、田舎で車なしでは生活できないので、歪みや視力の改善について聞けば良かったと後悔しました。
先生にお聞きするのは申し訳ないのですが、
視力や歪みに関して、ガス注入で塞がった場合と手術で塞いだ場合でどちらが、より改善する可能性があるのでしょうか?  円孔を塞ぐことは同じなので、同程度でしょうか?
また、ガス注入と手術のメリットとデメリットはどんなことがあるでしょうか?
先生のお考えを教えてください。


Re: 黄斑前膜と黄斑円孔 - 栗原勇大 2017/09/07(Thu) 22:01 No.3517

ガスを注入とうつ伏せのみで治れば、手術よりも低侵襲で良好な視力が期待できます。
(黄斑円孔としては。前膜としては治療をしていないので、進行・悪化のリスクが残ります。)

デメリットは、手術に比べて治癒確率が低いことです。
やり方にもよりますが、手術に比べて、ガス置換できる量が限られますし、
内境界膜の剥離(網膜を柔らかくして伸展性をあげる)ができなかったり、
前膜による牽引を解除することができないためです。

ガスのみで治らない場合に、手術に移行することは医学的には問題がありませんが、
ガスを入れて、数日うつ伏せを頑張ったのに、やはり閉じないから手術をして、
またうつ伏せを頑張ってもらう。というのが、患者さんに申し訳ないと思って、最初から手術をする医師が多いのかと思います。
手術操作で黄斑機能を傷つけることもあるので、お金やうつ伏せの大変さなどを気にされない患者さんであれば、
ガスをチャレンジしてみるのは全く問題ありません。


Re: 黄斑前膜と黄斑円孔 - イワタ 2017/09/08(Fri) 22:30 No.3524

ご回答ありがとうございます。
ガス注入する方向で進んでいます。 閉鎖する確率が低いのではと主治医に質問したところ、ガス注入で2日程経過すれば閉鎖するかどうか判断できるので、閉鎖しない場合には引き続き直ぐに手術すると言われました。
お金の問題と俯せの問題は正直なところつらいですが、ガス注入で治る可能性があるならばと受入れました。
仕事上両眼の視力がある程度必要な為、8/26に検査したときは、0.6あった視力が9/5の検査では0.1になってしまい少し焦っていたかも知れません。

先生のお話しからすると、ガス注入は閉鎖の確率が低いだけでなく、閉鎖しても再発リスクも高いように思えました。
閉鎖しなければ、手術になるのですが、一旦閉鎖し、しばらくしてから再発した場合が心配です。  特に再発した場合に悪化する可能性が高いならば、合併症のリスクはあっても手術を選択した方が良いのではと迷っています。  

ガス注入(自然閉鎖の強制版のような気もしています。)で、一旦閉鎖してから再発する可能性はかなり高いのでしょうか?   また、再発した場合に悪化する可能性が高いのでしょうか?    度々の質問で恐縮ですが、ご回答頂ければ幸いです。 事例も少ないかと思いますが宜しくお願いします。 
※来週初めにガスを入れる予定です。


Re: 黄斑前膜と黄斑円孔 - イワタ 2017/09/08(Fri) 23:25 No.3525

追伸です。
先生のブログを読ませて頂き、視力や歪みは完全に元通りにはならないし、人によって違うということは承知しています。 それ以外のところで出来る限り最善を選択したいと思っていますので、アドバイス宜しくお願いします。


Re: 黄斑前膜と黄斑円孔 - 栗原勇大 2017/09/11(Mon) 21:15 No.3538

遅くなってすみません。
そして、最近スパムメールみたな書き込みが・・・。

ガスで閉鎖後の再発等はわかりません。
いいか悪いかは不明ですが、僕は基本的には手術をしてしまうので経験がありません。
(網膜剥離などでガスの抜けが早い時に、追加で入れることはあります。)

ガス注入時に出血や、感染がないとは言えませんが、非常に稀です。
ガスを入れること自体で、黄斑機能に不利になることはありません。
膨張性ガスの関係で、一過性ですが眼圧が高くなりうることが、確率上一番起こりうるリスクかと思います。


Re: 黄斑前膜と黄斑円孔 - イワタ 2017/09/20(Wed) 18:31 No.3567

入院していたのでお礼が遅くなりすみません。
いつも丁寧なご回答ありがとうございます。
最近スパムメールみたいなのが目立ちますね。
 先生の前回の返信を読んで手術を希望したのですが、主治医の判断でガス注入になりました。下向きで丸4日頑張ったのですが、孔は塞がらず手術(前膜と内境界膜の剥離)になりました。 結局、異常に気が付いてから3週間以上過ぎていました。 先生のブログでは早ければ早いほど良いと書かれていたので、残念ですが、主治医はなるべく負担を少なくしようと考えてくれたのだと思います。 より良い回復を祈るばかりです。 
 色々と丁寧なお返事ありがとうございました。 今後もお体を大切にして困っている患者さんの為に頑張ってください。 
 因みに手術をしてくれた先生が言っていましたが、硝子体除去手術から一年半も経過してから黄斑円孔になる事例は初めてだそうです。


878264 投稿者:Dwain 投稿日:2017/09/20(Wed) 04:03 No.3566

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シリコンオイルの影響? 投稿者:AKI 投稿日:2017/08/11(Fri) 13:48 No.3466

栗原先生、

はじめてメールします。

5/9左目の網膜剥離手術後、6/26に再発してしまい、その日のうちに2回目の手術
をしました。

2回目は、強膜バックリングを施され、かつシリコンオイルを注入しました。

術後6週間ちょっと経ったところですが、術後視界がチカチカ点滅するような症状が出て、
1ヶ月くらいでおさまりました。

ところが、一方で、左目の視界に、一瞬黒っぽい幕がかかるような症状が起き始めました。
この症状は、起きた後に、さぁーっと中心から外に向かって幕が引くように消えていき
ます。

感覚的には、油が引いていくような感じに見えるので、シリコンオイルの影響なのだろうか
と心配になり、メールしてみました(次の大学病院での診察が8月末で、それまで予約が
いっぱいだとのことなので)。

症状が起きる頻度も先週に比べ、やや上がっている感じです。

どうぞよろしくお願いします。


Re: シリコンオイルの - 栗原勇大 2017/08/12(Sat) 07:20 No.3468

チカチカ点滅というのは術後の炎症などで生じます。
動くようなものは、乳化したシリコンオイルの粒が動いているのかもしれませんが、
術後早期すぎて、少し乳化が早すぎる印象です。
若い方で早い。糖尿病やぶどう膜炎の手術などで炎症が強いと早い。というのはありますが、
網膜剥離の再発・増殖網膜症でも乳化が早まることもあります。
気になることがあれば、本当は早期受診がbetterです。
受付の電話は一般的対応となってしまいがちですが、
網膜剥離の再発で手術をしたばかりですが。と付け加えれば、多くの医院で逆にすぐに診察に来るべきといわれるのではないかと・・・。


Re: シリコンオイルの - AKI 2017/08/12(Sat) 16:57 No.3469

栗原先生、早速にありがとうございました!

アドバイスいただいたとおり、本日、早速大学病院に予約無しで行って
3時間待たされ、また担当医師はいませんでしたが、診てもらえました。

網膜断層映像等の検査の結果、2回目の手術の処置はしっかり効いており
剥離は起きていないということなので、一安心しました。

視界が突然暗くなり、その後、元に戻る症状の原因は、なにか「血流」に
よるものではないかということでしたが、少し経過を見ていこうということ
になりました。

先生のおかげで、早速動いてみてよかったです。本当にありがとうございました!


Re: シリコンオイル - AKI 2017/09/18(Mon) 11:28 No.3560

栗原先生、こんにちは。

再び質問させていただきます。

網膜剥離が再発して手術したのが6/26

術後3ヶ月経ち、矯正視力はまだ0.5で、ものが歪んでみえますが、日常生活を送るには支障ないレベルに慣れてきた感じです。

そんな中、来月19日に、シリコンオイルを抜く手術をすることになりました。術後はまた1ヶ月の安静療養が必要と言われました。せっかく生活に慣れてきたのに不安な気持ちです。

教えてください。

1.シリコンオイルはやはり抜かないと劣化等のリスクがあるのですか?

2.術後3ヶ月で網膜は安定してきているようなのですが、それでも過去の手術と同じように日常生活までの復帰には1ヶ月もかかるものですか?

3.シリコンオイルを抜くときのリスクはありますか?


Re: シリコンオイルの - 栗原勇大 2017/09/19(Tue) 06:52 No.3563

1.3.
長期間入れた場合は、乳化によって視界が邪魔されたり(医師側からも網膜の診察が困難)、
眼圧が上昇するなどのリスクが高まりますが、数ヶ月で乳化し始める人から、5年10年入れていても乳化を見ない症例もあります。
手術の重大な合併症は感染症と、大きな出血ですが、非常に稀です。最も起こりうるリスクは網膜剥離の再発です。
網膜剥離に関してはオイルを長期間入れておいた方が、光凝固の癒着が強固となり、炎症性ホルモンの分泌もなくなり、再発リスクは小さくなります。
オイルを早めに抜いた方がいい場合は、眼圧の上昇時と、またオイル下で増殖膜が形成されヒキツレを生じてきた場合などです。
増殖網膜症を起こした場合は、網膜剥離の再発も伴っていおり、再発と説明する先生も多いと思います。
再手術により増殖膜の処理をして、再度オイルを入れたり長期滞在性ガスを入れることもあります。

2.
ガスの種類によっては無いとは言えませんが、一般的にはうつ伏せが数日〜長くても2週間程度のことが多数と思いますが、
先生の考え方や、病状によっても異なります。


シリコンオイルの影響? - AKI 2017/09/19(Tue) 17:05 No.3565

栗原先生、

いつもいつもわかりやすいご説明とアドバイスをありがとうございます。
とてもよく理解できました。


iStentno 投稿者:yyydear 投稿日:2017/09/19(Tue) 10:19 No.3564

栗原先生

横浜在住の正常眼圧緑内障患者です。
以前に栗原先生のご友人の先生を教えていただいたことがあります。

その後、治療を継続してまいりましたら、やはり4年前と今の視野検査の結果を比較すると
悪化していることが判明し、点眼薬を2剤から3剤に追加することになりました。

手術の検討はまだ先になるとは思うのですが、久しぶりに栗原先生のHPを開いたら、iStentの手術が紹介されており
興味をもちました。

この手術はあくまでも白内障を併発している方が対象になるのでしょうか?
まだ白内障がはじまっていない、あるいはごく早期の白内障の患者には適応されない手術なのでしょうか?
悪化する緑内障患者の場合はどこかのタイミングで白内障の手術は積極的に行ったほうがいいという記事を
読んだことがあります。保険適用は白内障併発とのことですが、保険外を了承すれば白内障になっていなくても
この手術を受けることができるものなのでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。


術後のレンズのズレ 投稿者:深井由紀 投稿日:2017/09/16(Sat) 22:24 No.3555

はじめて書き込みを致します。

主人(40代)が1ヶ月前に白内障手術をいたしました。
無事に異常ないとのことで退院をして、術後の診察を開業医のかかりつけで毎週通っていましたが、本日受診をしたところレンズがずれていると言われました。

来週にでも手術をした病院へいくように紹介状をいただきましたが、レンズがずれることはあるのでしょうか。
いまは、瞳孔を広げてみてズレがおさまるかを試しています。
また紹介状には、Iris captureを起こしている、ミドリンPを3回/日点眼 とあります。

かかりつけ医師は、最近では滅多に見ないですと言われて、主人自体の体になにかあるのかそれとも医療ミスなのかと疑問があります。
また、再手術などが必要な場合は他院でしてもらうよりは同じ病院のほうがよいのでしょうか。

専門的な文面でなく、申し訳ありません。

ご回答いただけますと幸いです。


Re: 術後のレンズのズレ - 栗原勇大 2017/09/19(Tue) 06:41 No.3562

変な迷惑メール様の書き込みが多くなっており、すみません。

iris captureは、水晶体嚢(レンズを入れる袋)の支えが弱い人や、手術時に開けた水晶体嚢の穴(CCC)が大きすぎる時などで、
患者さん特有の房水(眼内の循環水)の流れなどによって起こります。
(CCCがものすごく大きくても、起こさない人は起こりません。)
いろいろな考え方がありますが、例えば当院では前嚢収縮という問題や、前嚢・後嚢の研磨を念入りに行って、
生涯にわたり嚢の透明度を保ち、眼底検査の精度と上げたいと考えて、乱視用レンズの場合を除き、わざと少し大きめのCCCを作成しています。
白内障手術のみではあまり起こりませんが、網膜剥離等、硝子体手術でガスを入れて、うつ伏せが難しかった場合には時々iris captureは起こりますが、
手術室で数秒の処置で戻せますので、転院されていなければiris captureに関して詳しく考えることもなく、パッと治しておしまいだったかと思います。
時期があまりに遅くなり癒着してしまうなどなければ、後遺症もありません。

ただし、稀ですが体質的な問題で、繰り返し出てきてしまう症例があり、その場合はレンズを3ピースレンズという支持部の硬い素材に入れ替えたり、
水晶体嚢の構造が脆弱な場合にはレンズを縫い付けるような固定をする再手術が必要になるなど、大掛かりになることもあります。


緑内障 投稿者:みほほみ 投稿日:2017/09/09(Sat) 08:52 No.3528

初めまして
今回、緑内障の手術を受けることになりました
眼科の手術なのに、心電図撮ったり、採血するのはなぜですか?


Re: 緑内障 - 栗原勇大 2017/09/11(Mon) 21:23 No.3539

手術時に緊張などで血圧が上がったり、
非常に稀ですが、歯科の麻酔でも、眼科の麻酔でも局所薬の中毒で、最悪心肺停止などが起こりえます。
リスク管理の場合から、点眼薬のみの麻酔を除き、多くの場合で局所麻酔でも心電図や酸素飽和度、血圧をモニタリングします。
(当院では基本的に全例、モニタリングしますが、殆どのケースで費用は請求していません。)
当院では術前の心電図は撮影していませんが、あった方が発作時と正常時との比較に役立ちます。

血液検査は、血液が止まるかどうか、感染症(血でうつる病気がないかどうか;機械の洗浄にも必要な情報)、
腎臓が悪ければ内服薬や点滴で痛う、抗生物質や痛み止めを減量する必要がありますし、
糖尿病があれば、感染量などの合併症リスクがあることを納得してもらう必要があります。
眼科の手術を受ける人は、どちらかというと高齢の方が多く、かかりつけ内科のない場合、
術前検査で全身疾患が見つかるケースは多々経験します。
(むしろ完全な正常なデータとなる人は少ないです。)


視神経乳頭出血について 投稿者:橘 花子 投稿日:2017/09/07(Thu) 11:07 No.3515

62歳の女性です。昨年4月に左目に異変を感じ眼科を受診して検査し
たところ、乳頭出血があり、正常眼圧緑内障と診断されました。以来
ニプラジロールによる点眼を続けています。
眼圧は点眼前が左が16で右が17でした。その後右目は19から11
の間を上がったり下がったりですが、出血した左目H19と17の間で
点眼前より上がっています。主治医に尋ねても薬は変更しないとの事。
理由の説明もありません。
今年2月の検査で左右ともに視野欠損があることが分かっていますが、
数値は教えてもらえません。
そこで質問させて下さい。
⓵常に左目の眼圧の方が高く、同じ時に計っても右より6以上高い時が
あります。どうしてこんなに差があるのでしょうか?
A乳頭出血した緑内障とそうでない場合は治療の方法は違いますか?
B乳頭出血した場合、視野欠損が進むのが通常の緑内障より早いそうで
一般的にどのくらい早いのですか?又、乳頭出血した人全員が早く進む
のですか?
C左目乳頭出血したら右目も出血する可能性が高いですか?
D片方の目の進行が早い人はもう片方の目の進行も早いですか?
E2度以上乳頭出血を繰り返した人はかなり早期に失明する場合が多い
いうのは本当ですか?
F一般的にどれくらいの期間点眼しても眼圧が下がらない時、薬が変更
または追加されますか?
G私の様に1年以上点眼続けても眼圧が下がらない、むしろ上がってい
るのに、同じ薬を投与し続けるというのはよくある事ですか?又、どう
いう理由が考えられますか?

以上です。よろしくお願いいたします。


Re: 視神経乳頭出血 - 栗原勇大 2017/09/07(Thu) 23:03 No.3518

視神経乳頭出血は緑内障の進行因子の一つとして考えられていますが、
全ての事柄がそうかと思いますが、なんでも個人差があります。
視神経乳頭出血をしても全く病状に変化がない人もいますし、進行が早い人もいます。
一つの目安というレベルの所見であり、実際の経過や悪化傾向で診断することが重要です。
人間ドックで、視神経乳頭出血が見つかっても、まったく緑内障を発症しない人も沢山います。

1、3、4、5、7は、個人差があります。
2ですが、緑内障の明確な治療は眼圧を下げることのみです。
視神経乳頭出血を伴う人で、本当に進行が早い場合は経過を治療の強化(より大きな眼圧下降)を早めることがあります。
7は、医師によって異なりますが、当院であれば月単位の診察で2〜3回変化がなければ無効と考えます。
無効時は追加ではなく、変更が一般的です。
8はわかりません。まずは主治医の先生に、きちんと説明を求めてください。

視野検査の結果も含めて、教えてもらえないということが本当にありうるのか?
という疑問はあります。
また、ニプラジロールは近年first choiseで使用される薬剤としては非常にまれかと思います。
本当に緑内障なのでしょうか?まったく視野異常がない、まだ予備群の患者さんが通院が途切れないようにするために、
効果が弱いですが、薬を投薬している状態なのかな?
なども考えられるかと思います。
まずはセカンドオピニオンをされてみては如何でしょうか?


涙点焼灼術 投稿者:あい 投稿日:2017/08/26(Sat) 22:34 No.3491

お忙しい所すみません。
質問させて頂きたいのですが、数年前から酷いドライアイ症状があり涙点プラグを左右上下とも涙点プラグを入れていたのですが、最近になり右涙点の上が何度も落下してしまい涙点も変形してしまったので、プラグを入れるのは難しいかもしれないとのことで涙点焼灼術を受けました。ところが2週間程度でだんだん潤いがなくなり再開通してしまいました。また手術をても再開通してしまうケースが多いものでしょうか?
先生のブログを拝見させて頂いたのですが、栗原先生の焼灼術後は良績な結果を残せているとのことですが、こちらで涙点焼灼術の処置を受けることも出来ますでしょうか?お手数おかけしますが、ご回答よろしくお願いします。


Re: 涙点焼灼術 - 栗原勇大 2017/08/30(Wed) 09:02 No.3501

遅くなってすみません。
シェーグレン症候群の患者様でしょうか??
この数年は優れた点眼薬の開発などもあり(たとえばムコスタ点眼など)、シェーグレン症候群以外では
当院でもドライアイの治療として涙点プラグや涙点閉鎖を行うことが激減しています。
点眼薬は何を使用され、そしてきちんと用法を守っていますか?
涙点閉鎖術は不可逆性な治療であり、基本的にはシェーグレン症候群で点眼薬を数種類使用してもコントロールできない方が適応になります。
術後管理もあるので、新幹線や飛行機でいらっしゃるような遠方からの手術はお勧めではありません。
通える範囲であればお引き受けしますが、電話で予約頂き、まず初診日。術前検査日。手術日。術後も時々診察が必要です。


若年性飛蚊症 投稿者:しゅう 投稿日:2017/08/13(Sun) 17:58 No.3471

お忙しい所すいません。自分は今年32になるんですが1年前から生理的飛蚊症になりました。左目は、目線を左から中心を見ると左端から黒く長い紐で先がグルグルした黒い渦巻いていて上からも黒く細い湾曲が。右目は、上から同じく黒い湾曲の物と5時方向から目線を変えると大きい黒くトグロみたいな物が見えてしまいます。
普通にまっすぐだけ見ていれば、薄い透明な物がいくつかぐらいなので、そこまでではないのですが。両目とも辺縁が酷い感じです、自分が見てる感じでは。 こうなってから今月で1年仕事もやめてしまい、32でこんなんで満足に外にでられず不安になって病んでしまい何に対しても意欲がなくなり慢性胃炎や円形脱毛症になってしまいました。地元の眼科に通っても、人並みに濁ってはいるけど、そんな黒いトグロや黒く長く渦まいてる濁りは確認できないという診断でした。発症時期は、やや睡眠不足や食欲不振がありましたが今は何とか、食事も睡眠不足もなく生活はしています。発症時期に目に悪いといわれているPCや液晶TVやゲーム等は一切やっておりません、視力も両目1.7以上あります。
どうしても何とかしたく先生にお聞きにきました。 YAGレーザーや硝子体手術を決意したとしても、眼科の先生から見て大きい物が見えないと、やったとしても意味ないのでしょうか?


Re: 若年性飛蚊症 - 栗原勇大 2017/08/14(Mon) 22:33 No.3474

眼球の圧迫や血流の変化によって、黒色の渦状のものが見える人がいます。
定位置に動きの少ないものであれば可能性は高いと思います。
この場合、体質の変化などなければ基本的には解決策はなく、気にしないようにするだけです。

硝子体の混濁以外にも目の中の刺激をいろいろと認識してしまう人がいて、
例えば、いきんだ時などに網膜を流れる血管の赤血球が見える人(子供に多い)、
暗い場所で、くしゃみをすると、眼内の大きな静脈(渦静脈)の部位に光を感じる人もいます。
精神的に病んでいると、幻覚として飛蚊症を自覚する人もいます。

YAGレーザーは後部硝子体剥離に伴う、大きな混濁を除去ではなく、細かく分散させる治療です。
診察で濁りが確認できなければ施行使用がありません。
硝子体手術は濁りが原因であれば、基本的には完治します。


Re: 若年性飛蚊症 - 浜田 2017/08/16(Wed) 15:28 No.3476

横から質問ですが、確か先生は前に「眼鏡をかけた視力が0,06(0.2だったかも)」の
飛蚊症の人物に対して硝子体手術を行ったと書いてませんでしたか?
明らかに矯正視力が低下するようなレベルの著しい飛蚊症の患者には
精神的という理由以外で硝子体手術をする事もあるのでは?


Re: 若年性飛蚊症 - 栗原勇大 2017/08/16(Wed) 20:17 No.3477

もちろんありますよ。僕は硝子体手術を一番の分野としていますので。
今日も硝子体出血、糖尿病のかたの手術がありました。
視力に影響するような出血などの飛蚊症は、保険適応で治療可能です。
ただ、この掲示板で多くの方が質問しているのは、視力低下をきたさない、
生理的飛蚊症の話題かと思います。


Re: 若年性飛蚊症 - しゅう さん 2017/08/20(Sun) 09:10 No.3481

お盆の中、回答ありがとうごさいます。

幻覚を見てる可能性もあると書いてありましたが、発症して1年になりますが、こんなに長く幻覚を見てる事あるんでしょうか?小さい糸屑程度ならまだしもそんな蜘蛛の巣のような飛蚊が幻覚が見える事があるのですか? 検査で掛かり付けの眼科の先生から見て、トグロや黒渦が見えるような濁りを確認できないとなれば幻覚の可能性が高いのでしょうか?(どうしても納得できず6件ほど通いましたが、皆同じような診断でした)

それと
硝子体手術をしても治るとも限らないという人がいますが、それは幻覚等を見ている場合は治らないという事なんですかね?

混濁を除去するだけの硝子体手術は成功率どのくらいなのですか?
リスクとしては、将来的に白内障になる確率が高いというのは承知しています。

忙しい中、長々と質問してしまってすいません。


Re: 若年性飛蚊症 - 栗原勇大 2017/08/20(Sun) 09:28 No.3484

書き込み蘭を整理させて頂くつもりでしたが、手違いで一つの質問が消えてしまいました。
すみません。

生理的飛蚊症(後部硝子体剥離など)の診断がつかない場合の、
原因の1例をあげたのみで、病名を特定をしたつもりはありません。
診察もしていないので、しゅうさんの病態はわかりません。
一般論としてですが、

幻覚がみえてしまう患者様が、当院に数名いらしていますが、精神科の先生と加療を相談するなどしていますが、
僕のしっている人では残念ながら誰一人として、完全に治った人がいません。1年どころが5年も10年も。
いろいろな人がいて、虫の形の人や、数字の羅列の人もいます。
性格や価値観もさまざまで、それが悪いと言っているわけでありませんが、
視野に浮遊物があっても、仕事ができてしまう人はできてしまいます。
眼底出血や黄斑変性症で、両眼の視野半分や、片眼の中心部が真っ暗になっても、出血後でひどい混濁があっても
日常生活を送っている人も沢山いますので、比較的に考えると物の見え方で悩んでいる人は、
性格的に繊細であったり、心療内科的な加療がうまく行くことも多々あります。
(決してそれが悪いと言ってるわけではありません)

渦静脈や網膜の血流の変化の場合は、積極的な加療はありません。
目線を変えたり、周辺視野に注意すると症状が強くなるのであれば、それをしないでください。という程度です。
体質が変化するというのは、頭痛もちや、めまいもち、貧血で倒れやすい等の人が、
血圧やホルモンのバランスが長い年月で変化して、症状が薄れていくように長期的な期間の変化です。

症状の原因が硝子体の混濁であれば、硝子体手術によって、その浮遊物自体は100%除去できます。術後にも細かい濁りなどが極僅かには見える人もいます。
1%未満ですが、網膜剥離・感染症・大きな出血など重大が合併症が起こりえて、その場合は失明や重大な視力低下をきたすことに同意をする必要があります。


Re: 若年性飛蚊症 - しゅう 2017/08/29(Tue) 08:21 No.3495

眼球の圧迫や血流の変化で飛蚊症が起こったならば、これは硝子体混濁という事で飛蚊症を感じるんですか?
また体質の変化がなければとありますが、この時期に体質が変わっていたら治るのですか?

もっと辛い症状で苦しんでる人がいるのも分かりますが…多少糸屑があったりポツポツと透明飛蚊があるなら慣れるしかないと言われても仕方ないですが、自分の場合は黒いしデカイし黒いものだけでも、どうにかしたいのです。

硝子体手術しても効果がなかったり治らない人もいるというのは何故なのですか?


Re: 若年性飛蚊症 - 栗原勇大 2017/08/29(Tue) 08:25 No.3496

圧迫や血流に関連して起こる見え方の変化は、飛蚊症ではありません。
硝子体手術は意味がありません。前回の回答をもう一度読んでみてください。
硝子体の混濁を自覚しているケースは、手術をすれば除去できます。
硝子体手術で飛蚊症がなくならないのであれば、それは硝子体の混濁ではなく、
飛蚊症という診断自体が間違いです。


Re: 若年性飛蚊症 - しゅう 2017/08/29(Tue) 08:26 No.3497

さっそくの回答ありがとうございます。もう一度読み直してみました、理解力がなくてすみません。
くしゃみの時に関しては、たまに光を感じる時ありましたが、そこまで気にしてませんでした。

混濁を自覚ですか…黒い点・紐・トグロや透明なものが自分で見えるのが混濁してるって証拠だと思ってましたが。違うのですか?

自分の場合あちこち眼科に通い、大きいのを感じるほど濁っていないと診断を受けてきたので栗原先生がいうように圧迫や血流変化で起きたもので飛蚊症ではないのかもしれません。
硝子体混濁の治療法としては硝子体手術すれば治る事は分かりました。硝子体手術しても飛蚊症が消えないのは飛蚊症の診断自体間違いだという事も(硝子体の辺縁にくっついた飛蚊や水晶体に近い飛蚊は硝子体手術しても無くならないと聞いた事もありましたが)

下にも少し書いてありましたが、硝子体混濁は硝子体手術すれば完治というように。
もし眼球圧迫や血流変化で黒い紐やトグロを感じてる場合、もう手の施しようがないのでしょうか?外科的処置や内服薬等。


Re: 若年性飛蚊症 - しゅう 2017/08/29(Tue) 08:29 No.3498

すいません、前に書き込みしていた物がずれてしまっていて1つ下の回答しか目を通していませんでした。詳しく説明ありがとうございます!
よく分かりました、長々と付き合わせてしまいすいませんでした。

詳しく見てもらうため、一度栗原先生の病院へ診察に行こうかと思います。


Re: 若年性飛蚊症 - 栗原勇大 2017/08/30(Wed) 08:49 No.3500

書き込みをまとめさせていただきました。
同じ質問のヶ所で記載頂けると助かります。

遅くなってすみません。
受診時は初診でも、お電話にて予約いただければと思います


無題 投稿者:栗原勇大 投稿日:2017/08/30(Wed) 08:47 No.3499

遅くなってすみません。
受診時は初診でも、お電話にて予約いただければと思います。


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